<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu>
図1-3 四種類の実相(実相の、更に詳しい細目は図2-2参照の事)。
(原文では、★~★は、表になっていますが、hatenaでは表を作成できませんので、箇条書きとします。
★四種類の実相
1、色法(無知で無覚知)。
2、心所。
3、心王(識)。
4、涅槃(心法)(出世間)。
2の心所と3の心王は、合わせて心法と言う。心法は、(心)(知覚)でもある。
色法は、またa)五蘊の内の、色である。
2の心所は、b)受。c)想。d)行・・・に分けることができる。
3の心王は、e)識である。
a~eは、合わせて五蘊である。★
注:(図-3)
a)すべての実相の四つの法はみな、現在法である。
以下に述べるような現在法は、自然な真実な状態であるーーしかし、我々は、長い間それを、体験する事がなかった。
b)前三者の色法と心法(注~三者とは、色法、心所、心王の事)は、みな世間法であり、色身は、修行の観点から言えば、一個の所縁に過ぎないーー色身は知覚がないものである。
心もまた一個の所縁である:しかし、心はまた、心を知ることが出来る(心が見ているとか、心が聞いているなど)。これは世間の範囲でありーーいまだ生死の輪廻の中にあるものである。
(1-57につづく)
<Mama puññabhāgaṃ sabbasattānaṃ bhājemi>
(+ )(= )訳者。句読点等原文ママ。★誤字脱字を発見された方は、
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<原題「身念処」Vipassana Bhavana 第二版 アチャン・ネン著
中国語版→日本語訳出 翻訳文責 Pañña-adhika Sayalay>