テーラワーダの出家と在家の関係
私はテーラワーダ仏教を学んで35年になります。
最初にタイのスナンタ・ワラナムで修行し、その後にパオに行き、出家しました(現時点で、ミャンマーの女性出家である<サヤレー>という身分で日本に住んでいます)。
タイで学んだのは15年間、パオは、20年になります。
比丘やサヤレーが間違いを犯した時、在家が批判しても、全然かまいません。
ただ、批判した相手が聖人であった時、また誤解からであった時、批判者(出家でも在家でも)はそれ相応の罰(己の不明を恥じる)を受ける事はあるでしょう。
ここに「南伝仏教在家居士須知(在家居士の知るべきテーラワーダの戒律)」(中国語版)という本があります。
今回の騒動が一段落しましたら、これを翻訳しましょう。
タイでも緬甸(ミャンマー)でも、在家は戒律の事を、大変によく知っています。
「在家は、サンガに口出しするな」とは言われません。
サンガを支えているのは在家です。
<緬甸パオ森林寺院/ヤンゴン分院所属/Pañña-adhika Sayalay>