<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu>
問:尊者、なぜ、テーラワーダの比丘尊者は、見た感じ非常に厳粛で、ご自分から我々に挨拶しないし、我々を見送ったりもしないのでしょうか?
答:テーラワーダの比丘は、仏陀の教えを実践する為に、厳粛で、真剣でなければなりません。
例えば、《大般涅槃経》では、以下のように言います。
「尊者、女性に対して、我々はどうあるべきでしょうか?」
「アーナンダ、見るな」
「尊者、見てしまったら、我々はどうあるべきでしょうか?」
「アーナンダ、彼女たちと話をしてはならない」
「尊者、彼女たちと話をしている時、我々はどうすればよいでしょうか?」
「アーナンダ、現起(=今ここにおいて)、(正)念を起すべきである」
経の律において、多く説明されているのは、ゴータマ仏陀は比丘に対して、寺院内であろうが、在家の家においてであろうが六根を守れ、と教え諭した、との事である。
(『テーラワーダ在家居士戒律ハンドブック』p143より抜粋・翻訳)
<Mama puññabhāgaṃ sabbasattānaṃ bhājemi>
<緬甸パオ森林寺院/ヤンゴン分院所属/Pañña-adhika Sayalay>