<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu>
本書の前篇は<帰依、受戒と持戒>で、それは四つの章に分かれています:
第一章は「帰依と受戒」すなわち、帰依、五戒、布薩八戒、布薩九戒と在家の10戒の、受戒における順序を述べたものです。
第二章は「三帰依の内容」で、《小誦経》と《沙門果経》の中の、三帰依が注釈されている部分を翻訳して、読者に提供したいと思います。
第三章は「五戒、八戒と10戒の内容」で、テーラワーダ仏教がどのように五戒、八戒と10戒を解釈しているのか、読者の方々に、その方式を理解して頂きたいと思い、《正見経》と《小誦経》において、その注釈する所の10不善業道と10戒の部分を、翻訳しました。
第四章は「帰依と戒律の理解」で、本章におきましては、一般の人々が理解していない帰依と、在家の戒律の規定について、それを問答方式にして、その意義を開明したものです。
本書の後篇は<布施修福篇>です。
テーラワーダの比丘が台湾において戒律に基づいて生活するのには非常な困難があり、その為、ここでは、在家信徒がどのようにして、律に基づいて、テーラワーダの比丘を護持するのが妥当であるのかを主に、解説しました。
(1-3につづく)
<Mama puññabhāgaṃ sabbasattānaṃ bhājemi>
(+ )(= )訳者。句読点等原文ママ。★誤字脱字を発見された方は、
<菩提樹文庫>までお知らせ下さい。ご協力、よろしくお願いいたします。
<原題「南伝仏教在家居士須知」改題「テーラワーダ仏教在家居士帰依戒律ハンドブック」中国語→日本語 翻訳文責 Pañña-adhika Sayalay 緬甸パオ僧院ヤンゴン分院>