<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu>
ここにおいて特に注意して頂きたいのは;
我々はゴータマ仏陀の制定した戒律について検討しているだけであって、持戒をしない人たちを批判している訳ではありません。
在家信徒は、この書を通して、一方で、出家の戒律を学び、僧衆を如法に護持して持戒する事によって福を修することが出来る事を知り、また一方で、(+この書があれば)彼らが一生の内に、出家して梵行を為したいと思う時、比較的容易に実践ができるという期待もあります。
このようであれば、出家の僧衆と在家の信徒の双方にとって利益があり、かつ正法を久しく住めることが出来ます。
パーリ聖典は、今日においてもテーラワーダの仏教徒が依拠する所の教典でありますが、しかし惜しい事に、北伝の仏教徒によって、小乗であると蔑視され続けてきました。
パーリ聖典は、完全な三蔵を備えているだけでなく、その完全な注釈書と、各種の復註も備えています。(中略)
この小冊子の出版におきましては、各方面において、多くの方々の支援を頂きました。
彼らの善業が、涅槃を体験・証悟する助縁となりますように!
願世尊正法久住世間!
願一切衆生離苦得楽!
覓寂比丘
2007年2月台湾高雄において
(1-4につづく)
<Mama puññabhāgaṃ sabbasattānaṃ bhājemi>
(+ )(= )訳者。句読点等原文ママ。★誤字脱字を発見された方は、
<菩提樹文庫>までお知らせ下さい。ご協力、よろしくお願いいたします。
<原題「南伝仏教在家居士須知」改題「テーラワーダ仏教在家居士帰依戒律ハンドブック」中国語→日本語翻訳 Pañña-adhika Sayalay 緬甸パオ僧院/ヤンゴン分院所属>