Sayalay's Dhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。

「テーラワーダ仏教在家居士帰依戒律ハンドブック」2-4

     <Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu>

(《諸々の小聖典》の範囲の確定)

この中において、「私は将に、いくつかの諸々の小さい(聖典)の意味について」と(+私が)述べている事に関して、先に「諸々の小さい(聖典)」(の範囲)を確定した後、その意味を説明したいと思う。

「諸々の小さい(聖典)」とは《小部》の一部分を指す。

そして、《小部》は五部(nikāya)も一部分である。五部(nikāya)とは、

「長、中と相応、増支及び諸小、この五部は、法から言っても、義(=意味・内容)から言っても、奥深いものである。

その中で《梵網経》等の34経は《長部(Dīghanikāya)》とし、《根本法門経》等の152経を《中部(Majjhimanikāya)とする;

《渡瀑流経》などの7762経を《相応部(Saṃyuttanikāya)》とし;

《心遍取経》等の9557経は《増支部(Aṅguttaranikāya)》とする;

《小誦(経)》、《法句(経)》、《自説(経)》、

《如是語》、《経集》、《天宮事》、《餓鬼事》、

《長老偈》、《長老尼偈》、《本生(経)》、《義釈》、

《無礙解(道)》、《聖格言(Apadāna》、《仏種姓》、

《所行蔵》、(及び)《律蔵(Vinayapiṭaka)》、

《アビダンマ蔵(Abhidhammapiṭaka)》、

四部(ニカーヤ)を除く、その他の仏語は

《小部(Khuddakanikāya)》とする(注6)

(2-5につづく)

     <Mama puññabhāgaṃ sabbasattānaṃ bhājemi>

(+ )(= )訳者。句読点等原文ママ。★誤字脱字を発見された方は、

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<「南伝仏教在家居士須知」改題「テーラワーダ仏教在家居士帰依戒律

ハンドブック」中国語版→日本語訳出 翻訳文責 Pañña-adhika Sayalay>