翻訳番外編~「偽比丘」の見分け方(2-3)(15/70)
<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu>
如何にして偽比丘を見分けるか
仏陀が涅槃して2000余年の今日、僧侶が外出して、家々毎に托鉢する風景は、いまなお見ることができる。
緬甸(ミャンマー)、タイ、スリランカなどの地では、その光景を毎日見ることができる。
現在のマレーシアにおいて、多くの出家者は、寺院内部で膳食の供養を受けているが、しかし、一部の出家者は、四方に雲遊することがある。
また、遠くタイからやってくる出家者もいるし、山の洞、森に住む出家者、及び出家の義務を厳しく守ろうとする南伝の出家者は、一日分の食糧を、托鉢の形式で得ようとする。
南伝の出家者が外出して托鉢する時、いくつかの儀礼的規範があるが、それは仏陀が出家者に守るよう規定したものである。
それはたとえば:
●南伝の出家者の学処である所の衆学法(Sekhiyā dhammā)によれば、出家者が俗人の居住区に進入する時、必ず衣を正しく着用しなければならない。すなわち、袈裟は通肩とし、肩を露出しない事によって荘厳を示す。
●托鉢の時、病気でない限りは、南伝の出家者は一律、裸足で歩かねばならない。南伝の出家者が托鉢する時、在家(浄人)が付き従うことがあるが、当該の者は、出家者に代って食物を受け取る事が出来る他、公衆に対して、出家者に如法に布施する方法を伝達する事ができる。
(2-4につづく)
<Mama puññabhāgaṃ sabbasattānaṃ bhājemi>
(+ )(= )訳者。句読点等原文ママ。★誤字脱字を発見された方は、
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<「偽比丘の見分け方」中国語版→日本語訳出
翻訳文責 Pañña-adhika Sayalay>