翻訳番外編~「偽比丘」の見分け方(2-7)
<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu>
以下の場合は例外とする:
病気の為、南伝の出家者が午後、薬、砂糖(飴)、油、冷水、熱湯を乞いに来るのは構わない。
真正な出家者(特に、森や荒野に住んでいる出家者)は、午後に俗世間に来て、自分の為、または病気の出家者の為に、病気を治す為の薬を、貰いに来る事はある。
勿論、南伝の出家者は、如何に病気が重くても、施主に金銭を布施して貰って病気を治したり、薬を買ったりはせず、ただ施主が許可し、布施した薬を受け取るのみである。
これらの戒律を理解した人々は、午後、または夜間、人が集まる場所、例えば夜市、商業施設などにおいて、金銭を布施するような如法でない行為をしてはならないし、助紂為虐(=悪人を助けて悪事をなす)になるような行為・・・偽比丘に布施をしてはならない。
Yo pana bhikkhu nānappakārakaṃ rūpiyasaṃvohāraṃ samāpajjeyya、nissaggiyaṃ pācittiyaṃ.
(Nissaggiyapācittiyā 19)
もし、比丘が各種の金銭の交易(=取引)をするならば、捨堕である。(尼薩耆波逸提19)
(2-8につづく)
<Mama puññabhāgaṃ sabbasattānaṃ bhājemi>
(+ )(= )訳者。句読点等原文ママ。★誤字脱字を発見された方は、
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<「偽比丘の見分け方」中国語版→日本語訳出
翻訳文責 Pañña-adhika Sayalay>