<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu>
正法の宣揚と、その後代までの伝承は、三つのレベルの事柄に依拠しなければならない:
すなわち、
教理(pariyatti)、
修行(paṭipatti)、
体験・証悟(paṭivedha)である。
単に、教理によるだけでは、正法を久しく住めさせる事は出来ない。
ある種の人々が、生命と精神力を投げ出して、仏陀の教えた法について、自ら印証する為に、実際の修行に取り組まねば、それは保証されえない。
出家者は、己自身の青春と生命を仏法に捧げた専門職の修行者であり、彼らは衆生に対して、何時の世も、命を昇華せしめ、浄化する事が出来るのだという希望を実際に見せ、また、人々に、仏法は、修行して証悟する事ができるものなのだ、という事を、実際に見る事ができるようにするのである。
仏陀の教えを伝承する為の、サンガの使命とは、仏陀の教法、随法、見法を実践し、法を体験・証悟し、八聖道を実践する事である。
この世間に八聖道を実践し続ける人がいさえすれば、この世間には依然として、四双八輩の聖者が存在する事ができる;
この世間に聖者がいさえすれば、正法は引き続き久しくこの世に住む事ができる。
衆生の幸福の為に、サンガは、仏陀の遺産の継承者のようであり、正法が5000年続くよう、神聖なる使命を背負っているものである。
これが、サンガが、なぜ、この世間での無上の福田であるのか・・・なぜ、個人への供養が、サンガへの供養に、永遠に及ばないのか、という理由である。
(3-4につづく)
<Mama puññabhāgaṃ sabbasattānaṃ bhājemi>
(+ )(= )訳者。句読点等原文ママ。★誤字脱字を発見された方は、
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<「偽比丘の見分け方」中国語版→日本語訳出
翻訳文責 Pañña-adhika Sayalay>