Sayalay's Dhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。

翻訳番外編~「偽比丘」の見分け方(3-6)(30/70)

     <Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu> 

仏陀は《増支部・七集・火蘊譬喩経》の中で、以下のような比喩を、述べた事がある。

「比丘たちよ。

私はあなた方に告げる。

一人の破戒した、悪性の、己の為した事柄を隠蔽する、非沙門でありながら、沙門であると言い、非梵行者でありながら、梵行者であると言う者、そういう内心が腐敗している者は、強壮な人によって、真っ赤に焼いた器具を使って、口を開けさせられ、真っ赤に焼いた鉄の玉を口に入れられ、彼の唇、口、舌、喉、胃が焼かれ、次に(+鉄玉が)腸や横隔膜を通り、肛門から出てくるのはまだいい方とする。

何故であるか?

というのも、彼は死に至る苦痛を受けるだけであるか、または死ぬのと同等の苦痛を受けるだけであるから。

彼は、身体が壊れ、命尽きる時、悪趣、危険な場所、地獄に生まれる事はない。

しかし、比丘たちよ。

一人の、破戒し、悪性で、己の為した事柄を隠蔽し、非沙門でありながら沙門であると言い、非梵行者でありながら、梵行者であると言う者、そのように内心が腐敗している人が、信徒が供養する食物を食したならば、彼に長期間の不利を齎す。

彼の身体が壊れ、命終える時、彼は悪処、悪趣、危険な場所、地獄に生まれる」

(3-7につづく)

    <Mama puññabhāgaṃ sabbasattānaṃ bhājemi>

(+ )(= )訳者。句読点等原文ママ。★誤字脱字を発見された方は、

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<「偽比丘の見分け方」中国語版→日本語訳出

翻訳文責 Pañña-adhika Sayalay>