<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu>
出家者が食事を済ますと、通常は、出家者は歯を磨いたりするので、施主は、お手洗いを優先的に出家者に使ってもらい、また、進んで、出家者の鉢や食器を洗うのがよい。
もし、その日は天気が良ければ、鉢を洗って拭いた後、太陽の光の下で二、三分乾かすとよい。
もし曇天であれば、外において風に触れさせ、雨の日ならば、鉢を布巾で拭くだけでよい。
食事が済むと、施主は、出家者の為に座席を設け、施主の為に、施主が日頃疑問に思っている事柄を説明してもらったり、経を誦して祝福してもらったり、随喜して功徳を回向したりする。
食後のどの時間帯においても、施主は出家者に非時果汁、七日薬、終生薬、袈裟または如法の必需品などなどを、布施することができる。
15、南伝の出家戒の衆学法(Sekhiyā Dhammā)によると、身体が低い位置にいる者は、身体が高い位置にいる人または病気でない人に、説法をしてはならない。
故に、法を聞く時、または出家者に仏法を開示してもらう時、施主は、床に座るか、出家者より低い場所に座り、法に対して尊敬を表す。
家庭におけるサンガ施は、仏陀が讃嘆した供養の方式である。
福徳・善業を積みたいと思う智慧ある施主、または(+家庭に)慶事のあった場合、皆、僧侶方を家に呼んで、このような供養をする。
この種の供養の全体の過程において、施主の一家の人々は、大人も子供も自分の出来る事をして、お金のある者はお金を提供し、力のある者は力を提供する。
如法に布施の物品を用意し、色々構想を巡らせ、美味な食事を提供する事を通して、僧侶方に対して、敬虔、敬い、親善、尊敬など等を表現する事は、己自身と家人にとって、無数の善業を累積している事になるのである。
というのも、家庭におけるサンガ施は、殊勝なる
”自ら布施する”
”細心の布施”
”智相応の布施”
”付属品も同時に布施する布施”
”善士の布施”
など等が、容易に具足する事が出来るが故に。
(4-15につづく)
<Mama puññabhāgaṃ sabbasattānaṃ bhājemi>
(+ )(= )訳者。句読点等原文ママ。★誤字脱字を発見された方は、
<菩提樹文庫>までお知らせ下さい。ご協力、よろしくお願いいたします。
<「偽比丘の見分け方」中国語版→日本語訳出
翻訳文責 Pañña-adhika Sayalay>