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1月上・中旬は大変に忙しくしておりまして、「身念処」「テラワーダ仏教在家居士帰依戒律ハンドブック」の翻訳を再開しましても、またすぐ休む事になりますので、翻訳番外編として、Sayādaw u Jotika の著書<A Map of the Journey>の中から、皆さまの参考になりそうな部分を抜粋して、翻訳します。
上記二冊の翻訳は、1月下旬か、2月上旬に再開します(1月は更新が少ないです)。よろしくお願いいたします。
( ↓ <A Map of the Journey>から抜粋・翻訳)
「預流果を証悟した人の特徴は、仏、法、僧(=サンガ)に対して信頼があり、決して破戒をしない事、である。」(これを、四不壊信という)。
(中略)
預流果を証悟するとは、一回の体験に基づくものである
(訳者注>悟りの体験は、一回だけでもよい、と言う意味)。
あなたが本当に、預流果を体験・証悟したのだと言うのならば、私は Ledi Sayadaw の言葉を以下に紹介したい:
「長い時間待ち続けなさい。何年も、何年も。
あなたは日常生活の中で、試練を受けなければ、本当に預流果であるかどうか、分からないからです。」
今現在、今日、あなたは言ってはならないのです:
「私はすでに、預流果を証悟した」などとは。
(+己が預流果を証悟したかどうか)急いで決めてはなりません。長い時間をかけて、試練を受け入れれば、いずれ、あなたは発見するでしょう:
「私はまだまだ修行しなければならない」と。
邪解脱があります。
あなたがいまだ解脱していないのに、解脱したと言う時、試練があなたに真実を知らせます。
あなたが誠実ならば、誰かがあなたに、あなたの誤解を教えてくれる。
あなたが誠実でないなら、誰もあなたに本当の事(=あなたが自分を預流果だと誤解している事)を言わないでしょう。
(Sayādaw u Jotika 著 <A Map of the Journey>から、抜粋・翻訳)
<緬甸パオ森林寺院/ヤンゴン分院所属/Pañña-adhika Sayalay>