南伝仏教のDhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。尚、修行については必ず経験豊富な正師について下さるようお願いします。

「身念処」2-8

    <Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu> 

あなたは、自分自身に「誰が座っているのか?」等の問題を問う時、正念・正知(覚照力-注1)は向上して、あなたは「座っているのは色身である」と答える事ができるようになる。

精進、正念、正知の三者が統合されると、身覚(身体への鋭い覚知、すなわち覚照力)になる。

それらは、同じ所縁(身体または心)を有する為に、それらは同時に運用される。

正念は、姿勢ーーあなたが座っている所の、その様式を知り、正知は、座っているのは、座っている色身である事(あなたが座っているのではない)を知る。

しかし、運用の方式は、先に正念があり、後に正知があるというのではなく、それらは、同時に運用される。

注1:覚照力とは、成熟した心の上に加えられた煩悩(貪と瞋恚)を断つ智慧の事。

(2-9につづく)

    <Mama puññabhāgaṃ sabbasattānaṃ bhājemi>

(+ )(= )訳者。句読点等原文ママ。★誤字脱字を発見された方は、

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<「身念処」vipassana アチャン・ネン著。

中国語版→日本語訳出 翻訳文責 Pañña-adhika Sayalay>