<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu>
たとえば、ある人が、一人の偶像である所の俳優を崇拝しているとする。
この偶像である所の俳優は、彼の所縁増上縁になり、それはこの俳優を目標とする貪根心と相応心所を支配する。
というのも、この俳優を崇拝する事によって、彼に対して非常に強烈な執着を生起させるからである。
彼の心は、ただ俳優をのみ見ているが、これを所縁増上縁と言う。
所縁増上縁は、善である時もあれば、不善である時もある。
(3-4につづく)
<Mama puññabhāgaṃ sabbasattānaṃ bhājemi>
(+ )(= )訳者。句読点等原文ママ。★誤字脱字を発見された方は、
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<『24縁発趣論』スシラ・サヤレー著 中国語版→日本語訳出
翻訳文責 Pañña-adhika Sayalay>