FDC資料「37道品ハンドブック」2-14 Ledī Sayādaw著
<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu>
(以下の翻訳文は、福岡ダンマセンターの法話会に供する為の資料です。)
心霊(=心)を支配する(=コントロールする)には、多くの異なった方法とレベルがある。
仏法の中で、身念住を修習して成功させる事は、心霊の支配への第一歩である。
禅定を通してではなく、純粋にvipassanaの道を歩きたいと欲する修行者の、その独特の道は「乾観者(+純観行者とも)」(Sukkha-vipassaka)と言う。
彼らは、身念住を成功させた後、直接 vipassanaの法門の修習に向かう。
禅定の法門の中で、呼気と吸気の修習をする身念住を実践する修行者は、四禅中の色界に到達することができる;それは身念住の中の「色の作意(=身体への意念を利用して行う修行)」の修習を意味しており、修行の対象は、身体の32の部分、たとえば、頭髪、体毛・・・などなどである・・・また、(+このように修行行する)修行者は、八種類の正受(八定)に到達する事ができる。
同様に、身念住の「不浄作意(=不浄観)」を修習する時、その修行者は、初禅に到達することができる。
もし、修習の過程において、vipassanaを成就したならば、修行者は、道と果に到達することができる。
(2-16につづく)
<Mama puññabhāgaṃ sabbasattānaṃ bhājemi>
(+ )(= )訳者。句読点等原文ママ。★誤字脱字を発見された方は、
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<「37道品ハンドブック」Ledī Sayādaw著 中国語版→日本語訳出
翻訳文責 Pañña-adhika Sayalay>