Sayalay's Dhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。

FDC資料「37道品ハンドブック」2-16Ledī Sayādaw著

<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu> 

(以下の翻訳文は、福岡ダンマセンターの法話会に供する為の資料です)

この種の焦燥の熱という現象を解消したいと願う人々は、この種の焦燥的現象が再発する事への恐怖を見出した。

すでに初禅に到達したか、または生滅智に到達した修行者の例では、彼らは身念住を通してすでにこの種の焦燥的現象を解消しており、これ以上、何かの方策を講じる必要は無い。

こうした事から、一人の修行者の成就のレベルが高いければ高いほど、身念住とは離れがたくなる。

聖者は、己自身が涅槃を証するまでの間、四念処をば、心霊上の栄養物と見做している。

一人の修行者が、専注力を身体のどこかの部位、たとえば、呼気または吸気において、一時間または二時間、留めることができる能力を有するならば、この修行者は、七日、または15日、または一か月、または二か月、三か月、四か月、五か月、六か月、一年または二年、または三年の内に、修行の成果を頂点まで持って行くことができる(=証悟することができる)が、しかし、これは、この修行者の努力如何によるのである。

(3-1につづく)

<Mama puññabhāgaṃ sabbasattānaṃ bhājemi>

(+ )(= )訳者。句読点等原文ママ。★誤字脱字を発見された方は、

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<「37道品ハンドブック」Ledī Sayādaw著 中国語版→日本語訳出 

翻訳文責 Pañña-adhika Sayalay>