Sayalay's Dhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。

FDC資料「37道品ハンドブック」3-2Ledī Sayādaw著

<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu> 

(以下の翻訳文は、福岡ダンマセンターの法話会に供する為の資料です)

この種の努力は、一種の決断力を齎す:

「もし、人間の努力によって、最終的な真理を証得することができるならば、いまだそれを証得していない前、私は決して放逸になる事がない」

Soṇa尊者(《律蔵》大品、第五、皮革犍度《分別論注疏》)及び護眼尊者(《法句経》は、この種の努力によって精進した模範・典型である。

一人の修行者が、仏陀が一生をかけて教えられた教えに従って努力し、己の一生をかけて精進したが、しかし、いまだ禅定、道、果を証得することができないならば、証得できないその原因は、この時代性にあるか、またはこの人間が「二因者」(二種類の原因、無貪、無瞋のみ存在している人)であるか、または過去世において、ハラミツの不足している人間であるか、という事ができる。

(3-3につづく)

<Mama puññabhāgaṃ sabbasattānaṃ bhājemi>

(+ )(= )訳者。句読点等原文ママ。★誤字脱字を発見された方は、

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<「37道品ハンドブック」Ledī Sayādaw著 中国語版→日本語訳出 

翻訳文責 Pañña-adhika Sayalay>