南伝仏教のDhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。尚、修行については必ず経験豊富な正師について下さるようお願いします。

般若の独り言~羅漢飯

桜が満開だった先日、時ならぬ吹雪。

みなさん、<桜の花びらが散っているのだ>と思って、

よく見たら<横殴りの雪>だったので仰天した、との事。私もびっくりしました。

昨日はうららかだったのに、今日は寒くて、花冷えの一日。それでも、農家直販店に行って、春の味覚を買ってきました。

まずは、こごみ。茹でて胡麻和え。

次は、ゼンマイ。重曹で茹でて、保存。

ナムルにするか、御揚げさんと煮るか?

タラノメ、コシアブラもあったけど、あんまりたくさん買うと食べきれないので、これは、パス。

いちご、これはジャム!

春タマネギは、湯でて南蛮漬け。

カモミールの苗、一つ。

勿忘草の苗、一つ。

精舎の庭には、実生のサンショウ、自生の山蕗、蓬、山三つ葉、ウド(他人が植え忘れたもの)・・・春は、色々なものが一斉に芽吹きますね(小さな野草、濃い紫色の山すみれとか、本当にかわいい)。

 

出家者は、食べ物にあれこれ興味を持つのはよくないのですが(托鉢で頂いたものを、なんでも、有難く頂くのが正解)、それでも、春の味覚は、楽しみであります。

・・・日本は托鉢禁止令があって、私は托鉢ができません。食事を托鉢で済ませられると、買い物と調理の時間が浮いて、座禅・瞑想に打ち込めてよいのですが・・・日本の制度は、ちょっと残念です(永平寺の僧侶は托鉢しますが、認可制ですね)。

台湾で、独立して、独居で精舎を持つ僧侶は、自炊しなければなりませんが、一日分を一気に作ってしまうそうです・・・炊き込みご飯のようなもの・・・それを<羅漢飯>というそうです。

味はともかく、かっこんで、後は修行、修行ですかね。

実際に見たわけではありませんが。

  <緬甸パオ森林僧院/ヤンゴン分院/Pañña-adhika Sayalay 般若精舎>