<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu>
(以下の翻訳文は、福岡ダンマセンターの法話会に供する為の資料です)
第五章 五根
「根」(Indriya)は、支配者によって掌握される行為を言う。そうであるが故に、「根」と呼ばれる。
いわゆる「支配者によって掌握される行為」とは、支配者が掌握している所はどこであっても、違犯する者がいない、という意味である。
故に、一人の修行者が、己自身の心霊(=心)を掌握して、コントロール(制御)する力は、根本的な要素となるのである。
「根」は、合計五種類ある。
それぞれ:
信根、精進根、念根、定根、慧根
である。
「信根」は「信仰」を意味する。
「信仰」には二種類ある。
それぞれ:
自然信(pakati saddhā )。
修習信(bhāvanā saddhā)
である。
(5-2につづく)
<Mama puññabhāgaṃ sabbasattānaṃ bhājemi>
(+ )(= )訳者。句読点等原文ママ。★誤字脱字を発見された方は、
<菩提樹文庫>までお知らせ下さい。ご協力、よろしくお願いいたします。
<「37道品ハンドブック」スシラ・サヤレー著 中国語版→日本語訳出 翻訳文責 Pañña-adhika Sayalay>