南伝仏教のDhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。尚、修行については必ず経験豊富な正師について下さるようお願いします。

FDC資料「37道品ハンドブック」5-3 Ledī Sayādaw著

<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu> 

(以下の翻訳文は、福岡ダンマセンターの法話会に供する為の資料です)

「精進根」とは「精進」の事で、合計二種類ある。

1、自然精進

2、修習精進

また、別の分類方法では、

1、身精進

2、心精進。

「自然精進」は容易に理解することができる。

たとえば、世間的な事柄に対して、特異な「自然精進」を擁するならば、容易に「修習精進」を得ることができる。

常乞食支、常坐不臥支、樹下坐支、露地坐支、塚間住支等の頭陀苦行とは、すなわち、「身精進の修習」に当たる。

もし「身精進の修習」に安住する事ができたとして、たとえば、短時間の睡眠、かつ目覚めた心を持ち、気力に溢れていても、それは「心精進」とは言わない。

たとえば、心において熱情的に以下のように作意する:

呼気・吸気の「業処」の対象において、安定的な専注に到達できない、また、修習の期間、退屈で長い、心霊と覚知の上で、なんらの明晰も得られない(+と反省したとしても)。

(5-4につづく)

<Mama puññabhāgaṃ sabbasattānaṃ bhājemi>

(+ )(= )訳者。句読点等原文ママ。★誤字脱字を発見された方は、

<菩提樹文庫>までお知らせ下さい。ご協力、よろしくお願いいたします。

<「37道品ハンドブック」Ledī Sayādaw著 中国語版→日本語訳出 

翻訳文責 Pañña-adhika Sayalay>