南伝仏教のDhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。尚、修行については必ず経験豊富な正師について下さるようお願いします。

FDC資料「37道品ハンドブック」5-4 Ledī Sayādaw著

<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu> 

(以下の翻訳文は、福岡ダンマセンターの法話会に供する為の資料です)

如何なる修行においても、修行者本人が実践し、かつ早急に掌握して初めて、適切な修行であると言える。

もし、修行が修行者を掌握する(=修行者の負担になる)ならば、それは適切ではない。

いわゆる「修行が修行者を掌握する」とは、修行の過程において、エネルギーが枯渇し、具体的な成果もなく、何日も無駄にしたあげく、身体に不快な現象が起き、最後には懈怠になる事をいう。

懈怠が出現すると、修行は進まず、修行が進まないと、一層懈怠に嵌る。

そして以下のように思う:

「修行の形式を替えよう。」

こうして、常に、修行の形式を替えるようになる。

これを、修行が修行者を掌握する状態、と言うのである。

(5-5につづく)

<Mama puññabhāgaṃ sabbasattānaṃ bhājemi>

(+ )(= )訳者。句読点等原文ママ。★誤字脱字を発見された方は、

<菩提樹文庫>までお知らせ下さい。ご協力、よろしくお願いいたします。

<「37道品ハンドブック」Ledī Sayādaw著 中国語版→日本語訳出

 翻訳文責 Pañña-adhika Sayalay>