FDC資料「37道品ハンドブック」5-11 Ledī Sayādaw著
<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu>
(以下の翻訳文は、福岡ダンマセンターの法話会に供する為の資料です)
「一人の修行者は、どこにおいて『念根』を探し求めるのか?『四念住』の四種類の構成要素において、探し求めねばならない。」(《相応部》大品・根相応第四・応観第8経)
凡夫と仏陀の比丘弟子は、ただ彼らが「四念住」の四種類の構成要素を完成させた時にのみ、「正念」の修行によって、彼らの内心の不安と動揺がすでに解消したのかどうかを、理解することができ、また、修行者自身の心をコントロール(制御)し得ているのかどうかを、知ることができる。
もし、「身念住」の修習を通して、専注力が、身体のどこかの部位に、随意に安住せしめる事が出来るならば、たとえば、呼気・吸気等、この事は、修行者が「正念」でもって、(+心を)コントロール(制御)できるようになったのだと言える。
(+この時)この修行者の心内の不安と動揺は解消しており、彼は(+己の)心を支配することが可能である。
(5-12につづく)
<Mama puññabhāgaṃ sabbasattānaṃ bhājemi>
(+ )(= )訳者。句読点等原文ママ。★誤字脱字を発見された方は、
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<「37道品ハンドブック」Ledī Sayādaw著 中国語版→日本語訳出
翻訳文責 Pañña-adhika Sayalay>