<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu>
6、俱生縁(Sahajātapaccayo)
この縁は、縁法が生じる時に、縁生法をして、それ(=縁法)と同時に生起せしめる縁である。
これは、灯火を比喩として述べることができる。
灯の灯がついた時、それ(灯)は光線、色彩及び熱を誘発し、それ(灯)はそれと共に、それらをば、同時に生起せしめる。
一、名と名(心と心所)
心王(縁法)の生起は、心所(縁生法)を帯動するが、それは、俱生縁の縁力を借りて、それ(心王)と共に生起するのである。
心王と心所は同時に生起し、同時に滅するが、また、(+対象は)同一の所縁であり、依処も同一である。
心所の四つの特性は、心と同時に生じ、心と同時に滅し、心と同じ目標を縁に取り、かつ、心と同じ依処を擁する事である。
どのように理解すればよいのか?
舌聞心路過程を例に、以下に説明する。
(6-2につづく)
<Mama puññabhāgaṃ sabbasattānaṃ bhājemi>
(+ )(= )訳者。句読点等原文ママ。★誤字脱字を発見された方は、
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<『24縁発趣論』スシラ・サヤレー著 中国語版→日本語訳出
翻訳文責 Pañña-adhika Sayalay>