FDC資料「37道品ハンドブック」6-9 Ledī Sayādaw著
<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu>
(以下の翻訳文は、福岡ダンマセンターの法話会に供する為の資料です)
しかし、一人の、(+牛飼いの専門知識を持つ)巧みな主人は、この牛王を、その他の牡牛と分離して、牛王を特別な牛舎に入れる。
この主人は、清潔な砂を補てんし、屋根には天井を加え、牛舎の排泄物を外に出し、人が食べる所の米、豆で牛王を飼育する。
この主人は、牛王を綺麗に洗い、その後に香料を塗る。
このようにして、牛王の明確な特徴と四肢は発達し、巨大な身体能力も育成される。
今日の仏法において、未了の修行者は、この牡牛の主人のようであり、未了の修行者の五力は、牛王のようである。
論蔵の中の《正念分別論》、《正勤分別論》、《如意足分別論》、《根分別論》、《覚支分別論》、《道支分別論》、経蔵の中の《大念住経》、《念住相応》、《正勤相応》、《根相応》、《力相応》、《覚支相応》は、牛王の明確な特徴、適切な飼育の仕方、牛王の心身の強化について書いてある所の、世間に存在する説明書と同じである。
(6-10につづく)
<Mama puññabhāgaṃ sabbasattānaṃ bhājemi>
(+ )(= )訳者。句読点等原文ママ。★誤字脱字を発見された方は、
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<「37道品ハンドブック」Ledī Sayādaw著 中国語版→日本語訳出
翻訳文責 Pañña-adhika Sayalay>