<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu>
(以下の翻訳文は、福岡ダンマセンターの法話会に供する為の資料です)
「七覚支」とは:
一、等覚支
二、択法等覚支
三、精進等覚支
四、喜等覚支
五、軽安等覚支
六、定等覚支
七、捨等覚支
である。
「念の内在的要素」(Sati cetasika。念心所)は「念住」、「念根」、「念力」、「正念道支」があり、これらはいわゆる、念等覚支である。
「慧の内在的要素」(Paññā cetasika。慧心所)は、「観神足」、「慧根」、「正見道支」で、これらはいわゆる「択法等覚支」である。
その他に、慧の種清浄道(第五章参照の事)の、最初の始まりは「見清浄」であり、次が「三随観智」、「十観智」であり、これらは皆「択法等覚支」である。
ちょうど、綿花の中にある種が、取りだされて綿花が整理されて後に、初めて綿花になるように、修行者が「直観智」によって、何度も反復して、五蘊の過程を観照する事を、「択法」と言う。
「精進の内在的要素」(Vīriya cetasika。精進心所)は、「正勤」、「勤神足」、「精進根」、「精進力」および「正精進道支」であり、これらはみな、いわゆる「精進等覚支」である。
「念住」が安住した後、たとえば、「身念住」等において、覚知・省察の体験が持続し、増加する時、喜悦と楽しさが出現すが、これがいわゆる「喜等覚支」である。
(7-3につづく)
<Mama puññabhāgaṃ sabbasattānaṃ bhājemi>
(+ )(= )訳者。句読点等原文ママ。★誤字脱字を発見された方は、
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<「37道品ハンドブック」Ledī Sayādaw著 中国語版→日本語訳出
翻訳文責 Pañña-adhika Sayalay>