南伝仏教のDhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。尚、修行については必ず経験豊富な正師について下さるようお願いします。

FDC資料「37道品ハンドブック」7-2 Ledī Sayādaw著

<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu> 

(以下の翻訳文は、福岡ダンマセンターの法話会に供する為の資料です)

「七覚支」とは:

一、等覚支

二、択法等覚支

三、精進等覚支

四、喜等覚支

五、軽安等覚支

六、定等覚支

七、捨等覚支

である。

「念の内在的要素」(Sati cetasika。念心所)は「念住」、「念根」、「念力」、「正念道支」があり、これらはいわゆる、念等覚支である。

「慧の内在的要素」(Paññā cetasika。慧心所)は、「観神足」、「慧根」、「正見道支」で、これらはいわゆる「択法等覚支」である。

その他に、慧の種清浄道(第五章参照の事)の、最初の始まりは「見清浄」であり、次が「三随観智」、「十観智」であり、これらは皆「択法等覚支」である。

ちょうど、綿花の中にある種が、取りだされて綿花が整理されて後に、初めて綿花になるように、修行者が「直観智」によって、何度も反復して、五蘊の過程を観照する事を、「択法」と言う。

「精進の内在的要素」(Vīriya cetasika。精進心所)は、「正勤」、「勤神足」、「精進根」、「精進力」および「正精進道支」であり、これらはみな、いわゆる「精進等覚支」である。

「念住」が安住した後、たとえば、「身念住」等において、覚知・省察の体験が持続し、増加する時、喜悦と楽しさが出現すが、これがいわゆる「喜等覚支」である。

(7-3につづく)

<Mama puññabhāgaṃ sabbasattānaṃ bhājemi>

(+ )(= )訳者。句読点等原文ママ。★誤字脱字を発見された方は、

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<「37道品ハンドブック」Ledī Sayādaw著 中国語版→日本語訳出 

翻訳文責 Pañña-adhika Sayalay>