南伝仏教のDhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。尚、修行については必ず経験豊富な正師について下さるようお願いします。

FDC資料「37道品ハンドブック」8-8 Ledī Sayādaw著

<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu> 

(以下の翻訳は、福岡ダンマセンターの法話会に供する為の資料です)

「正思惟が安立する時、正語も展開・成長する!」

もし、(+修行者が)世間的な病苦の中から脱離し、また、他人の楽しさ、自在を見る(=見たい?)という意念と計画が、すでに安立されたならば、言葉の悪業から解脱した所の、正語が生起するし、その上それは、非常に迅速に安立される。

ここにおいて「正語」は如何にして安立されるのかを説明した。

「正語が安立する時、正業も展開・成長する!」

言葉の悪業から解脱して、正語が安立したならば、身体による悪業から解脱する行為もまた生起するし、かつそれは、非常に迅速に安立される。

ここにおいて「正業」が如何にして安立されるのかを説明した。

「正業が安立する時、正命も展開・成長する!」

観念、意向、言語、行動が純化されたならば、生命の形態もまた純粋になり、修行者は、低層の生命形態から、不断に解脱することができる。

ここにおいて「正命」が如何にして安立されるのかを説明した。

「正命が安立する時、正精進も展開・成長する!」

観念、意向、言語、行動と生命の形態が純化されたならば、悪業、邪命から解脱した事による精進もまた、不断に安立される。

ここにおいて「正精進」が如何にして安立されるのかを説明した。

正精進が安立する時、正念もまた、展開・成長する!」

このように、「戒」・「定」・「慧」の修行により根を強固にした「正念道」は、この生からあの生へと、安立される。

ここにおいて「正念」が如何にして安立されるのかを説明した。

「正念が安立する時、正定もまた、展開・成長する!」

このようにして、「戒」・「定」・「慧」の修行による(+成果)、また、心霊(=心)に対する、巨大な掌握力(=コントロール力)である所の、「正定」もまた安立される。

ここにおいて「正定」が如何にして安立されるのかを説明した。

(8-9につづく)

<Mama puññabhāgaṃ sabbasattānaṃ bhājemi>

(+ )(= )訳者。句読点等原文ママ。★誤字脱字を発見された方は、

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<「37道品ハンドブック」Ledī Sayādaw著 中国語版→日本語訳出 翻訳文責 Pañña-adhika Sayalay>