Sayalay's Dhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。

★飛び入り翻訳~『24縁発趣論』13-2

<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu> 

業の定法:造られた業が、その善・悪に従って、相応する果報を齎すのを保証する(+のが、すなわち、業の定法である)。

たとえば、種は必ず、その種類に応じて、実を結ぶようなものである。

我々が、手に持つボールを壁に向かって投げた時、強い力で投げれば、戻って来るボールの力も強くなって、自分の所に戻って来る;

少ない力で投げれば、戻ってくる力は弱くなるものの、同じく、自分の所に戻って来る。

これが業の定法である。

どのような果報を得るかは、端的に、どのような種を植えるか、にかかっている。ニガウリの種を植えたならば、将来、手に入れるのはニガウリであり、へちまや冬瓜ではありえない。

我々は、善の果を得たいのであれば、善の因を植えなければならない。苦の果を得たいのであれば、苦の因を植えればよい。

(13-3につづく)

<Mama puññabhāgaṃ sabbasattānaṃ bhājemi>

(+ )(= )訳者。句読点等原文ママ。★誤字脱字を発見された方は、

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<『24縁発趣論』スシラ・サヤレー著  中国語版→日本語訳出 

翻訳文責 Pañña-adhika Sayalay>