南伝仏教のDhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。尚、修行については必ず経験豊富な正師について下さるようお願いします。

★飛び入り翻訳~『24縁発趣論』15-2

<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu> 

二、名食

名食には三種類ある:

一、触食;

二、意思食;

三、識食。

この三種類の名食は、縁法であり、名食と共に俱生する名色法は縁生法であり、縁力は食縁である。

1、触食(phassāhāra)

触には6種類あるーー眼触、耳触、鼻触、舌触、身触と意触である。

色塵が我々の目を打つとき、眼触が生じる;

音が我々の耳を打つとき、耳触が生じる;

香が我々の鼻を打つとき、鼻触が生じる;

味が我々の舌を打つとき、舌識が生じる;

物体が我々の身体に接触する時、身触が生じる;

我々が未来について計画を立てる時、過去を回想する時、思考、考察する時などにおいて、意触が生じる。

触食の主要な作用は何を支え、強化しているのか?

すべての触食は、「受」を支えている・・・たとえば、眼触は受を生じるし、耳触は受を生じるなどなど。合計三種類の受があるが、すなわち:

楽受、苦受、不苦不楽受(捨受)である。

(15-3につづく)

<Mama puññabhāgaṃ sabbasattānaṃ bhājemi>

(+ )(= )訳者。句読点等原文ママ。★誤字脱字を発見された方は、

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<『24縁発趣論』スシラ・サヤレー著 中国語版→日本語訳出 

翻訳文責 Pañña-adhika Sayalay>