<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu>
「触の縁によって、受が生起する」は、12縁起支の中における、非常に重要なキーポイント、環である。
というのも、受は貪愛を促す・・・すなわち、「受の縁によって、愛が生起する」からである。
貪愛は、輪廻の根本であり、我々が輪廻から解脱したいのであれば、貪愛を断ち切らねばならない。
貪愛を生起させないためには、我々は受をば、無常・苦・無我として観照して、それによって、貪愛が生起してしまう所の段階まで、(+心が)進まないようにする事を、学ばねばならない。
貪愛が生起すると、次には、強烈な執着ーー取に至る。
強烈な執着が原因で、我々は欲しい物を手に入れるよう画策し始めるが、その行動は、業を造る。
業がひと度造られると、それが善業であろうと、悪業であろうと、必ず業力が残留する。
一たび業力が熟すると、新しい生命が始まる。
新しい生命が始まると、必ずや老、病、死、愁、悲、苦、憂、悩が伴い、そのことによって、一塊の苦蘊が生起することになる。
これが12因縁の回転である。
(+上記の事柄は)無明が根本因ではあるが、しかし、キーポイントは「受」にある。
楽受を愛まで成長させない事ができれば、受は滅する:
それによって、取も滅する;
取が滅すると、有も滅する;
有が滅すると、生は滅する;
生が滅すると、老、病、死、愁、悲、苦、憂、悩はなくなる・・・
こうして、苦蘊の全体が消滅する。
故に、触食は非常に重要である(+ことが分かる)。
(15-6につづく)
<Mama puññabhāgaṃ sabbasattānaṃ bhājemi>
(+ )(= )訳者。句読点等原文ママ。★誤字脱字を発見された方は、
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<『24縁発趣論』スシラ・サヤレー著 中国語版→日本語訳出
翻訳文責 Pañña-adhika Sayalay(2018年5月25日クムダ・セヤドーより
正式に初心者瞑想指導の許可を得る)>