<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu>
■3、邪精進
正精進の反対。
正精進は、未だ生じない悪は生じせしめない。
邪精進は、未だ生じない悪を生じせしめる。
正精進は、已に生じた悪を断じ除く。
邪精進は、已に生じた悪を成長させる。
正精進は、未だ生じない善を生じせしめる。
邪精進は、未だ生じない善を生じせしめない。
正精進は、已に生じた善を円満させる。
邪精進は、已に生じた善を断じ除く。
精進力を反対の方向に使ってしまう時、その作用は不善を滋養し、善を断じ除いてしまう。
■4、邪定
もし、一人の人間の、その人の取る目標が邪悪であり、錯誤したものであるならば、彼の育成するものは邪定である。
たとえば、一人の人間が、精神を集中させて、槍を持って、他人(+の急所)に標準を合わせるならば、これは邪定であると言える。
邪見、邪思惟、邪精進と邪定は、すべて、四悪道の道縁である。
(19-1につづく)
<Mama puññabhāgaṃ sabbasattānaṃ bhājemi>
(+ )(= )訳者。句読点等原文ママ。★誤字脱字を発見された方は、
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<『24縁発趣論』スシラ・サヤレー著 中国語版→日本語訳出
翻訳文責 Pañña-adhika Sayalay(2018年5月25日クムダ・セヤドーより
正式に初心者瞑想指導の許可を得る)>