南伝仏教のDhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。尚、修行については必ず経験豊富な正師について下さるようお願いします。

★飛び入り翻訳~『24縁発趣論』18-11

<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu> 

■3、邪精進

正精進の反対。

正精進は、未だ生じない悪は生じせしめない。

邪精進は、未だ生じない悪を生じせしめる。

正精進は、已に生じた悪を断じ除く。

邪精進は、已に生じた悪を成長させる。

正精進は、未だ生じない善を生じせしめる。

邪精進は、未だ生じない善を生じせしめない。

正精進は、已に生じた善を円満させる。

邪精進は、已に生じた善を断じ除く。

精進力を反対の方向に使ってしまう時、その作用は不善を滋養し、善を断じ除いてしまう。

■4、邪定

もし、一人の人間の、その人の取る目標が邪悪であり、錯誤したものであるならば、彼の育成するものは邪定である。

たとえば、一人の人間が、精神を集中させて、槍を持って、他人(+の急所)に標準を合わせるならば、これは邪定であると言える。

邪見、邪思惟、邪精進と邪定は、すべて、四悪道の道縁である。

(19-1につづく)

<Mama puññabhāgaṃ sabbasattānaṃ bhājemi>

(+ )(= )訳者。句読点等原文ママ。★誤字脱字を発見された方は、

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<『24縁発趣論』スシラ・サヤレー著 中国語版→日本語訳出 

翻訳文責 Pañña-adhika Sayalay(2018年5月25日クムダ・セヤドーより

正式に初心者瞑想指導の許可を得る)