南伝仏教のDhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。尚、修行については必ず経験豊富な正師について下さるようお願いします。

★飛び入り翻訳~《基礎発趣論(業縁と果報縁)》1-1

<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu> 

はじめに

一、《基礎発趣論》とは何か

《基礎発趣論》は、南伝の七部の論の中の、第七番目の《発趣論》(注1)を源としていて、それは、(+マハー・ガンダーヨン)長老が、巧みに《発趣論》と日常生活上の経験とを結びつけて、通俗的に解説したものであって、故に《基礎発趣論》となずけられた。

《発趣論》(Patthāna)には、四種類の意味・意義がある:

種々の縁の意味、

分別(=区別)の意味、

打ち建てるという意義、

趣至の意義、 

である。

(注1)《発趣論》は、南伝における七部の論書の中の、最も重要な作品である。故に、伝統的に《大論》と呼ばれる。その範囲と内容は、非常に広大で、緬甸語の「第六次結集版」において、5冊分を占めている。

(1-2につづく)

<Mama puññabhāgaṃ sabbasattānaṃ bhājemi>

(+ )(= )訳者。句読点等原文ママ。★誤字脱字を発見された方は、

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<《基礎発趣論(業縁と果報縁)》中国語版→日本語訳出 

翻訳文責 Pañña-adhika Sayalay>