<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu>
加行【努力】が大きいが故に;
加行が同等の場合、対象が大きい事によって(大罪)となる。
有徳の人類等にとって、微徳の生物の殺害は、小罪であり;
大徳行の生物に対しては、大罪となる。
身体と徳行が同等である場合、(加害者の)煩悩と攻撃が弱い時、小罪であり、強い時は大罪である。
この(殺生には)五種類の構成要素がある:
「(+対象が)生物であり、生物想があり(=これは生物であるという思いがあり)、殺心があり(殺したいという心があり)、攻撃があり、その(攻撃に)よって死がある。」
方法には六種類ある:
「自ら、命令して、投擲、落とし穴(固定的な)、明らかによるか、神変(=神通)による。」
上記の(殺生に関する解説は)詳細であるため、義理が非常に複雑で、故に我々はこれ以上、詳細に解説しない。
更に進んで、その他の(解釈)を理解したいと思う者は、《律蔵》の註釈である《普端厳》(Samantapāsādikā)を参照の事。
(3-4につづく)
<Mama puññabhāgaṃ sabbasattānaṃ bhājemi>
(+ )(= )訳者。句読点等原文ママ。★誤字脱字を発見された方は、
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<「テーラワーダ仏教在家居士帰依戒律ハンドブック」
中国語版→日本語訳出 翻訳文責 Pañña-adhika Sayalay>