「テーラワーダ仏教在家居士帰依戒律ハンドブック」3-5
<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu>
この(不与取)には、五種類の構成要素がある:
「他人の所有物である事、他人の所有物であるという思がある、盗む心、行動する、及び当該の行動によって、取る事」である。
自ら取る、などの六種類の方法がある。
これらの偸盗は、その相応する能力に合わせて:
偸盗取、強迫取、遍計取、隠蔵及び取る準備(kusa、吉祥草)【籤券の偸盗】という、これらの方式で実践される。
上記は簡単な説明であり、詳細は《普端厳》参照の事。
「欲邪行(kāmesu micchācāra)」の中の「諸欲」とは淫行(性交)を指す。「邪行」とは、譴責されるべき、低劣な行為を言う。
その特徴を述べれば、欲邪行は、正法でない目的をもって、身門を運用して、淫を行ってはならない対象を侵犯する思(=意志)である。
(3-6につづく)
<Mama puññabhāgaṃ sabbasattānaṃ bhājemi>
(+ )(= )訳者。句読点等原文ママ。★誤字脱字を発見された方は、
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<「テーラワーダ仏教在家居士帰依戒律ハンドブック」
中国語版→日本語訳出 翻訳文責 Pañña-adhika Sayalay>