Sayalay's Dhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。

★飛び入り翻訳~《基礎発趣論(業縁と果報縁)》2-19

<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu> 

Samatuly āni bhūtāni ntthi 

je ṭh āpac āyikā 

Natthi balam vīriyaṃ 

vā kuto uṭh ānaporisaṃ(全体ママ)

「すべての地・水・火・風等の四大は、みな平等である。信徒たちの地・水・火・風と、大師の地・水・火・風はみな同じであり、何も特別な事はなく、誰かが誰かより優れているという事はない。

故に、先輩を尊敬する必要もない。

それには、何等の利益もないが故に。」

Niyatāni hi bhūtāni yathā go 

ṭaviso tathā 

Laddheyaṃ labbhate macco tattha 

dānaphalaṃ kuto

「四大は常法であり、それは一定の定律を持つ。

この定律は、非常に自然なかたちで、衆生を人間にならせたり、天にならせたり、畜生にならせたりする。

誰も輪廻の命運を変えることは、できない。

衆生の命運は、大きな船に縄で縛りつけた小舟のようだ。

大きな船が行くところ、小舟もまた続いて行かねばならない;

大きな船が前進すれば、小舟も前進する;

大きな船が止まれば、小舟も止まる。

小舟に、主体性はない。

この種の大自然の定律を、人は変える事は出来ないのである。」

(2-20につづく)

<Mama puññabhāgaṃ sabbasattānaṃ bhājemi>

(+ )(= )訳者。句読点等原文ママ。★誤字脱字を発見された方は、

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<《基礎発趣論(業縁と果報縁》 中国語版→日本語訳出 

翻訳文責 Pañña-adhika Sayalay>