南伝仏教のDhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。尚、修行については必ず経験豊富な正師について下さるようお願いします。

「テーラワーダ仏教在家居士帰依戒律ハンドブック」4-8

<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu> 

「学」は三学であるーーすなわち、増上戒学、増上心学(=増上定学)、増上慧学である。

しかしながら、ここにおける義は:

「(いわゆる)学とは、すでに離に到達した所の戒、世間vipassana、色・無色ジャーナ、及び聖道」を目的とするものである。

たとえば、

「法とは何か?

いついかなる時においても、欲界善心、喜俱智相応・・・略・・・が生起する時、その時には触があり・・・略・・・不散乱(+があり)、これらの法は学である。

学とは何か?

いついかなる時においても、色(界)に生まれたならば、道を修して、諸々の欲を離れ、諸々の不善法を離れ、・・・略・・・初禅・・・略・・・第五禅を具足して住し、略・・・不散乱であり、これらの法は学である。

いついかなる時も、無色(界)に生まれたならば、・・・略・・・非想非非想処を具して、・・・不散乱であり、これらの法は学である。

どのような法が、学であるか?

いついかなる時においても、彼は出世間禅を修して出離し、・・・略・・・不散乱であり、これらの法は学である。」等である。

これらの学の中のある種の(学)は、学の処に到達する(+事の出来る)法、または(学ぶべき所の)根本、依止、住立処を「学処」と言う。

上記に関して、以下のように言う:

「戒に依止し、戒に住立して修習し、多く七覚支を(修習)する」など等。

ここにおいて、共通する文言、及び共通の言葉と義に関して、なすべき説明をなした。

(4-9につづく)

<Mama puññabhāgaṃ sabbasattānaṃ bhājemi>

(+ )(= )訳者。句読点等原文ママ。★誤字脱字を発見された方は、

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<「テーラワーダ仏教在家居士帰依戒律ハンドブック」 

中国語版→日本語訳出 翻訳文責 Pañña-adhika Sayalay>