南伝仏教のDhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。尚、修行については必ず経験豊富な正師について下さるようお願いします。

「テーラワーダ仏教在家居士帰依戒律ハンドブック」 5-3

<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu> 

第二部:持戒に関する問答

(7)

問:尊者にお訊ねします:

「構成要素」というのは、すべての条件を満たして初めて、破戒したと見做すという事でしょうか?

答:そうです。

「構成要素」とは、「aṅga」と「sambhāra」というパーリ語の訳語です。

ここ(=本書)では、「破戒を構成する条件」を言います。

(8)

問:殺生を離れる学処について、もう一度説明をお願いします。

答:「殺生を離れる学処」は、通常、不殺生戒と言われます。

殺生をしてはいけない、という戒になります。

注意しなければならないのは、不殺生戒は、己自身の手によって殺生する事、他人を殺生させるよう教唆する事、自殺がだめな以外にも、死を讃嘆したり、奨励してもいけないし、堕胎などもやってはなりません。

虫、蟻等の小動物、およびそれらの卵も、殺害してはなりません。

ただし、以下の状況は、破戒になりません。

(5-4につづく)

<Mama puññabhāgaṃ sabbasattānaṃ bhājemi>

(+ )(= )訳者。句読点等原文ママ。★誤字脱字を発見された方は、

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<「テーラワーダ仏教在家居士帰依戒律ハンドブック」 

中国語版→日本語訳出 翻訳文責 Pañña-adhika Sayalay>