<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu>
<地獄の火より熱いものはない>
通常、五種類の最も重い罪があって、それは五つの地獄の火と相応する、と言われる。
その五種類の罪とは:
母親殺し、父親殺し、阿羅漢殺し、仏身から血を流させる事、サンガの和合を破る事、である。
この五種類の悪業が、心の中において存在する事を知っていれば、証悟のその一刻において、それらは非常に明確に顕現して来て、天堂(=天国、天界)がどこにあるのか、地獄がどこにあるのか、などと質問する必要は、なくなるのである。
仏陀は妄語・虚言しない。
彼は、これらの事柄を、明確に知っている。
彼は、己自身が見たように、これらを描写することができる。
ああーー!
この至高で無上なる法は、それほどまでに殊勝であり、不可思議であり、信じがたいものであるが、それは絶対的に、中心の一切を含んでいて、証拠・根拠がこれほどまでに明らかである時、一体どのような質問をすればよい、というのであろうか?
この決定的、徹底的な真の相と心は、調和して一に合致するが為に、もはや質問などしなくてもよくなるのである。
(2-10につづく)
<Mama puññabhāgaṃ sabbasattānaṃ bhājemi>
(+ )(= )訳者。句読点等原文ママ。★誤字脱字を発見された方は、
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<『阿羅漢向・阿羅漢果』中国語版→日本語訳出
翻訳文責 Pañña-adhika Sayalay>