<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu>
(一)三種類の顛倒
Vipallāsa は顛倒、惑い、錯誤的な観察、または嘘を真とする、真を嘘とする等を言う。
三種類の顛倒がある、それはすなわち:
1、想顛倒(sañña-vipallāsa)
2、心顛倒(citta-vipallāsa)
3、見顛倒(diṭṭhi-vipallāsa)
この三種類の顛倒の内、「想顛倒」はまた、四種類に分類できる:
1、無常を常と錯誤する。
2、不浄を浄と錯誤する。
3、「無我」を「我」と錯誤する。
これより以外の二つの顛倒は、心顛倒と見顛倒であるが、これらもまた、同様である。
これらの分類は、すべて、
「我所(=私に所有される、私が所有する所のもの)」
「這是我自己(=これは私自身である)」
または、
「活生々的我(=活きている生身の私)」
が含まれる。
この三種類の顛倒は、以下において、個別に、野性の鹿、魔術師、迷路という三種類の比喩を用いて説明する。
(1-2つづく)
<Mama puññabhāgaṃ sabbasattānaṃ bhājemi>
(+ )(= )訳者。句読点等原文ママ。★誤字脱字を発見された方は、
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<《Vipassanāハンドブック》(原題 Vipassanā Dipanī)Ledī sayādaw著
中国語版→日本語訳出 翻訳文責 Pañña-adhika Sayalay>