般若の独り言~嫉妬と承認欲求
私はもうすぐ70歳、人生もそろそろ終盤。
私の人生は、幸せであったろうか?
勿論、Yes。
とりあえず、棺の蓋を覆う前ではあるけれど。
人生の早い内に、大好きな仏法に出会えた
のだから、幸せこの上ない。
では具体的に、何が私に、幸せを齎した
だろうか?
一つは嫉妬を止めたこと、
一つは承認欲求を止めた事。
他人の出世・成功を見れば、
誰だってうらやましい。
でも、ある時気が付いた。
私より立派なあの人が、いつか振り返って
私を助けてくれる。有難い事ではないか。
どうかもっと大きく成長して、
この小さな私を助けて下さい。
感謝と期待で待つから、他人を嫉妬する
暇がない。
承認欲求も、もう久しく忘れた感情だ。
誰かに褒められたくて泣いた夜もあるけれど、
実は、地球に生まれた人間は、皆、
人に褒められたい。
自分は、他人を褒めたくない。
これって、逆転すればいいのでは?
待っても永遠にやっては来ない褒め言葉。
自分が他人のよい所を見つけて、
褒めに行くのは今日からでも出来る。
仏法は、喧々諤々議論するものじゃない。
今日、あなたの出来る心の浄化、
つべこべ言わずにやってみる。
これを、仏法を生きる、と言う。