<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu>
(九)四大種
ここにおいて、大種とは、大いに生長するものを言う。
1、地:
拡大(extension)する元素の事を言う。
すなわち、物質の基礎または基本原理である。
地大の特質は、多くの異なるレベルがあり、たとえば、硬い、更に硬い;強張り、更なる強張り;柔らかい、更に柔らかい;柔軟、更に柔軟など等。
2、水:
凝集(cohesion)の元素。
すなわち、物質の凝集力。
物質は、凝集の力を借りて、団子状、大きな塊、塊になる。明確な凝集は、何種類かある。
3、火:
暖かさ、熱さの元素。物質の燃焼、発熱、成熟の力。
この種の、物質を成熟させる特質は二種類ある:すなわち、熱する、冷やす。
4、風:
移動の元素。すなわち、推進、支持(=支える)の力。
風の特質は、支持、推進、運送、震動、拡散など等。
すべての、形状を持つ事物はみな、四大(地、水、火、風)から生じる。
または別の言い方によれば:すべての事物はみな、組み合わせによって成り立っており、それは四大の一部分であったり、または別の一部分であったりする。
(10、11につづく)
<Mama puññabhāgaṃ sabbasattānaṃ bhājemi>
(+ )(= )訳者。句読点等原文ママ。★誤字脱字を発見された方は、
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<《Vipassanāハンドブック》 (原題 Vipassanā Dipanī)