<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu>
20、
問:
我々南伝(テーラワーダ)の在家居士には、どのような義務と責任がありますか?
答:
南伝の在家居士は、少なくとも三帰依と五戒を受持し、かつ五種類の不適切な仕事(邪命)を避ける事。
常々寺院に来て、善知識と親しみ、仏法を聴聞する事。
寺院に到着したならば、長老に三帰依と五戒を受ける事。
農暦の初八、15、23、29または30日(地域によっては初一)というこの四日は、在家居士の布薩日であって、可能な限り寺院に出向いて、長老から三帰依と五戒を受けるのがよい。
これ以外に、在家居士は、時間がある時には寺院に行って、奉仕作業をするのがよい。
たとえば:
僧侶たちに必要な品物を布施する、掃除をする、比丘がやってはならない作業、たとえば:雑草取り、地面を掘る事、作浄(食べ物や果物を、比丘が食せるようにする)を手伝い、作浄の作業を学び、如法に僧衆を護持できるようになるために、因縁があれば、比丘の戒律を学ぶのもよい。
この様にすれば、仏教にも利益があり、己自身にも利益がある。
21.
問:サーマネラが10戒を犯じたならば、どのように規定しますか?
答:
我々は《律蔵》とその註釈書を引用して、説明する:
仏陀は《律蔵》の中において、以下のように規定している:
「比丘たちよ。
私はあなた方において、10戒を守るサーマネラが、殺生、不与取、非梵行、虚言妄語、飲酒、仏への誹謗、法への誹謗、僧への誹謗、邪見、比丘尼の淫汚があった時、滅擯するのを聞き入れ、許すものである」
(5-25につづく)
<Mama puññabhāgaṃ sabbasattānaṃ bhājemi>
(+ )(= )訳者。句読点等原文ママ。★誤字脱字を発見された方は、
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<「テーラワーダ仏教在家居士帰依戒律ハンドブック」
中国語版→日本語訳出 翻訳文責 Pañña-adhika Sayalay>