南伝仏教のDhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。尚、修行については必ず経験豊富な正師について下さるようお願いします。

「テーラワーダ仏教在家居士帰依戒律ハンドブック」5-24

<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu> 

20、

問:

我々南伝(テーラワーダ)の在家居士には、どのような義務と責任がありますか?

答:

南伝の在家居士は、少なくとも三帰依と五戒を受持し、かつ五種類の不適切な仕事(邪命)を避ける事。

常々寺院に来て、善知識と親しみ、仏法を聴聞する事。

寺院に到着したならば、長老に三帰依と五戒を受ける事。

農暦の初八、15、23、29または30日(地域によっては初一)というこの四日は、在家居士の布薩日であって、可能な限り寺院に出向いて、長老から三帰依と五戒を受けるのがよい。

これ以外に、在家居士は、時間がある時には寺院に行って、奉仕作業をするのがよい。

たとえば:

僧侶たちに必要な品物を布施する、掃除をする、比丘がやってはならない作業、たとえば:雑草取り、地面を掘る事、作浄(食べ物や果物を、比丘が食せるようにする)を手伝い、作浄の作業を学び、如法に僧衆を護持できるようになるために、因縁があれば、比丘の戒律を学ぶのもよい。

この様にすれば、仏教にも利益があり、己自身にも利益がある。

21.

問:サーマネラが10戒を犯じたならば、どのように規定しますか?

答:

我々は《律蔵》とその註釈書を引用して、説明する:

仏陀は《律蔵》の中において、以下のように規定している:

「比丘たちよ。

私はあなた方において、10戒を守るサーマネラが、殺生、不与取、非梵行、虚言妄語、飲酒、仏への誹謗、法への誹謗、僧への誹謗、邪見、比丘尼の淫汚があった時、滅擯するのを聞き入れ、許すものである」

(5-25につづく)

<Mama puññabhāgaṃ sabbasattānaṃ bhājemi>

(+ )(= )訳者。句読点等原文ママ。★誤字脱字を発見された方は、

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<「テーラワーダ仏教在家居士帰依戒律ハンドブック」

中国語版→日本語訳出 翻訳文責 Pañña-adhika Sayalay>