Sayalay's Dhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。

「テーラワーダ仏教在家居士帰依戒律ハンドブック」5-26

<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu> 

故に、殺生などの一項目を違反しただけであっても、形相滅擯として、彼を滅擯しなければならない。

殺生等については、比丘は異なる罪となる。

しかし、サーマネラ(=沙弥)はそうではない。

サーマネラは、蟻、赤蟻を殺しただけでも、または魚卵(maṅguraṇḍka)をやぶっただけでも、充分に滅擯となる。

この状況の下においては、彼の帰依(の儀式を執り行った)戒師、及び居住する住居は、すべて失効し失う事となり、サンガの所得(=人々からのサンガへの布施)を得る(受用)事はできなくなる。

彼に残されるのは、唯一、(出家の)外観だけである。

もし彼が何度も再犯し、未来においても、戒を守らないようであれば、(サンガから)追放するのが妥当である。

(5-27につづく)

<Mama puññabhāgaṃ sabbasattānaṃ bhājemi>

(+ )(= )訳者。句読点等原文ママ。★誤字脱字を発見された方は、

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<「テーラワーダ仏教在家居士帰依戒律ハンドブック」

中国語版→日本語訳出 翻訳文責 Pañña-adhika Sayalay>