南伝仏教のDhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。尚、修行については必ず経験豊富な正師について下さるようお願いします。

「テーラワーダ仏教在家居士帰依戒律ハンドブック」6-5

<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu> 

6、

問:

比丘は、女性と同宿してはいけない、というのはどういう意味でしょうか?

答:

いわゆる「同宿」とは、同一の、一つの屋根または、同一の出入り口を持つ建築物で、同一の時間において、横になる事を言う。

ただし、比丘と女性の同宿は、日没から黎明までの時間において、比丘と女性が、同一の時間に横になる事によって、初めて犯戒となる。

実際は、女性に限らず、その時間帯に、比丘は雌でありながら人間ではないもの、充分に淫欲の対象になり得る雌の動物とも、同宿してはならない(心堕落)。

7.

問:

前回、私が比丘尊者に、私と一緒に台北へ戻りましょうとお願いした所、比丘尊者は「比丘は女性と約束することはできない」と言いましたが、それはどういう事でしょうか?

答:

仏陀は、比丘は女性と同行する約束をしてはならない、と規定しているが故に(心堕落)。

比丘は、女性と同行する約束をすることができないが為に、あなた方が比丘に、あなた方の家に来て貰いたいと思う時、一人の男性を随行(+員)として、彼から、比丘に同行を願い出てもらい、同時に、彼に随行してもらうのがよい。

そのようであれば、比丘もあなたの家に行って、供養を受け、説法をすることができる。

8.

問:

前回、我々は、我々の車に乗ってもらうよう比丘尊者にお願いしましたが、比丘尊者は、私の母親と一緒に後部座席には乗れないと言うのですが、それはどうしてですか?

答:

仏陀は、比丘が女性と同じ長椅子、ベンチに座ってはならないと規定したが故に。

もし、次回、あなたの父親が車の運転をするのであれば、比丘尊者は、助手席に乗るようにすれば、比丘も困惑しないであろう。

(6-6につづく)

<Mama puññabhāgaṃ sabbasattānaṃ bhājemi>

(+ )(= )訳者。句読点等原文ママ。★誤字脱字を発見された方は、

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<「テーラワーダ仏教在家居士帰依戒律ハンドブック」

中国語版→日本語訳出 翻訳文責 Pañña-adhika Sayalay>

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