<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu>
65.
問:
我々は布施をする時、どのように回向すれば、如法でしょうか?
答:
我々仏教徒は、布施、持戒、禅修などでもって、各種の善法を累積する。
我々は、布施などを実践する時、
「Sādhu!Sādhu!Sādhu!」
(善哉!善哉!善哉!)
の随喜の詞を称えるのがよく、またそれを習慣にするのは、よい事である。
我々、未だ阿羅漢を証悟していない者は、今後においても、生死輪廻の中で流転しなければならず、それ故、未来において生を受ける時に、適切な善知識、父母、環境などの条件に恵まれて仏法を学ぶことができる様に(+今、善業を累積するが)、我々は以下の回向文でもって、それ(=その善業)を、回向することができる。
Idaṃ me puññaṃ āsavakkhayā'vaham hotu
私のこの功徳によって、諸々の漏尽に導かれますように。
Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu
私のこの功徳が、涅槃の所縁となりますように。
Mama puññabhāgaṃ sabbasattānaṃ bhājemi。
私はこの功徳を、諸々の有情に分け与え、有情がそれを受け取れるよう祈願します。
Te sabbe me samaṃ puññabhāgaṃ labhantu。
彼ら一切が、等しくこの功徳を受け取れますように。
「Sādhu!Sādhu!Sādhu!」
(善哉!善哉!善哉!)
(翻訳完了)
<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu>
(+ )(= )訳者。句読点等原文ママ。★誤字脱字を発見された方は、
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<「テーラワーダ仏教在家居士帰依戒律ハンドブック」
中国語版→日本語訳出 翻訳文責 Pañña-adhika Sayalay>