<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu>
当該の経の名は《大念処經》といい、その意味は、
”念処”(+とは何かを)を教える経典という事である。
念処、パーリ語 satipaṭṭhāna は、sati と paṭṭhāna によって、構成されている。
sati とは 念であり、その意味は、それを通して憶念する事、または憶念自体、または ただ憶念そのものを、念と言う。
念の特徴は、浮遊しない事であり、作用は忘れない事、表現としては、守護(=守る事)、または境界に向き合う事。
近因は堅固な想、または身などの念処。
石柱の如くに、所縁(ārammaṇa、心の対象)に安住する、または門衛の如くに、眼門などを守衛する事。
念処(satipaṭṭhāna)に関して、当該の経における義註の解釈では、以下の三種類がある:
(2-3につづく)
<Mama puññabhāgaṃ sabbasattānaṃ bhājemi>
(+ )(= )訳者。句読点等原文ママ。★誤字脱字を発見された方は<菩提樹文庫>までお知らせ下さい。
<パオ・セヤドー著『涅槃証悟の唯一の道』(原題「証悟涅槃的唯一之道」)
中国語版→日本語訳出 翻訳文責 Pañña-adhika Sayalay>