南伝仏教のDhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。尚、修行については必ず経験豊富な正師について下さるようお願いします。

『涅槃証悟の唯一の道』 パオ・セヤドー著(2-4)

<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu> 

念の行処、念の住立処とは何か?

四種類ある、すなわち

四念処(cattāro satipaṭṭhānā)である:

身念処(kāyasatipaṭṭhāna)

受念処(vedanāsatipaṭṭhāna)

心念処(cittasatipaṭṭhāna)

法念処(dhammasatipaṭṭhāna)。

この四念処の四種類の行処とは、念の四種類の住処であり、または念の四種類の現起(現象)の場所である。

また、四念処は、観(vipassanā)の修習に重きを置いている為に、観智の観照の四種類の所縁となる。故に、

身随観(kāyānupassanā)、

受随観(vedanānupassanā)、

心随観(cittānupassanā)、

法随観(dhammanupassanā)

とも言う。

(2-5につづく)

<Mama puññabhāgaṃ sabbasattānaṃ bhājemi>

(下線)訳者。句読点等原文ママ。★誤字脱字を発見された方は<菩提樹文庫>までお知らせ下さい。

<パオ・セヤドー著『涅槃証悟の唯一の道』(原題「証悟涅槃的唯一之道」) 

中国語版→日本語訳出 翻訳文責 Pañña-adhika Sayalay>