<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu>
念の行処、念の住立処とは何か?
四種類ある、すなわち
四念処(cattāro satipaṭṭhānā)である:
身念処(kāyasatipaṭṭhāna)
受念処(vedanāsatipaṭṭhāna)
心念処(cittasatipaṭṭhāna)
法念処(dhammasatipaṭṭhāna)。
この四念処の四種類の行処とは、念の四種類の住処であり、または念の四種類の現起(現象)の場所である。
また、四念処は、観(vipassanā)の修習に重きを置いている為に、観智の観照の四種類の所縁となる。故に、
身随観(kāyānupassanā)、
受随観(vedanānupassanā)、
心随観(cittānupassanā)、
法随観(dhammanupassanā)
とも言う。
(2-5につづく)
<Mama puññabhāgaṃ sabbasattānaṃ bhājemi>
(下線)訳者。句読点等原文ママ。★誤字脱字を発見された方は<菩提樹文庫>までお知らせ下さい。
<パオ・セヤドー著『涅槃証悟の唯一の道』(原題「証悟涅槃的唯一之道」)
中国語版→日本語訳出 翻訳文責 Pañña-adhika Sayalay>