南伝仏教のDhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。尚、修行については必ず経験豊富な正師について下さるようお願いします。

『涅槃証悟の唯一の道』 パオ・セヤドー著(2-7)

<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu> 

”かくの如くに、或いは内身随観身によって住し、或いは外身随観身によって住し、或いは内外身随観身によって住する。

或いは身随観生起の法によって住し、或いは身随観壊滅の法によって住し、或いは身随観生起、壊滅の法によって住する。

彼は ’有身(=身体は有る)’ という念を現起(現象)させるが、これはただ、智と憶念の為に(+そうするに)過ぎない。

彼は依止する所なくして住み、また世間の一切に執着しない。

比丘たちよ。

比丘はこのように、身随観身において、住するのである。”

故に、《中部》の義註において、《大念処経》は、止の修習も含み、観の修習も含みつつ(samathavasena gacchatopi vipassanā‐vasena gacchatopi)、

vipassanā について論じている経文(vipassanuttaraṃ nāma kathitaṃ)であると言うのである。

(2-8につづく)

<Mama puññabhāgaṃ sabbasattānaṃ bhājemi>

(+ )(= )訳者。句読点等原文ママ。★誤字脱字を発見された方は、<菩提樹文庫>までお知らせ下さい。

<パオ・セヤドー著『涅槃証悟の唯一の道』 (原題「証悟涅槃的唯一之道」) 

中国語版→日本語訳出 翻訳文責 Pañña-adhika Sayalay>