南伝仏教のDhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。尚、修行については必ず経験豊富な正師について下さるようお願いします。

『涅槃証悟の唯一の道』 パオ・セヤドー著(3-10)

<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu> 

苦の滅に導き至る道聖諦は修習されなければならない

苦の滅に導き至る道聖諦とは、すなわち八支聖道(aṭṭhaṅgika ariyamagga)である:

1、正見(sammā-diṭṭhi)

2、正思惟(sammmā-saṅkappa)

3、正語(sammmā-vācā)

4、正業(sammmā-kammanta)

5、正命(sammmā-ājīva)

6、正精進(sammmā-vāyāma)

7、正念(sammmā-sati

8、正定(sammmā-samādhi)

必ず、上記の八支聖道を修習しなければならない。

《中部・小智解経》(Cūḷavedalla Sutta)によると、聖道の八つの項目の要素は、三蘊に相当する:

1)正語、正業、正命は、戒蘊(sīlakkhandha)に相当する。

2)正精進、正念と正定は定蘊(samādhikkhandha)に相当する。

3)正見と正思惟は慧蘊(paññākkhandha)に相当する<注4>

<注4>:《清浄道論・一種等決定論》(Ekavdhādivinicchayakathā)は、この経文の段落を引用して聖諦の解説をしている。

(3-11につづく)

<Mama puññabhāgaṃ sabbasattānaṃ bhājemi>

(+ )(= )訳者。句読点等原文ママ。★誤字脱字を発見された方は<菩提樹文庫>までお知らせ下さい。

<『涅槃証悟の唯一の道』パオ・セヤドー著 (原題「証悟涅槃的唯一之道」) 

中国語版→日本語訳出 翻訳文責 Pañña-adhika Sayalay>