南伝仏教のDhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。尚、修行については必ず経験豊富な正師について下さるようお願いします。

『涅槃証悟の唯一の道』 パオ・セヤドー著(3-17)

<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu> 

多くの経典の中において、仏陀はこの五蓋は、定と慧の障礙になる為、それら(注8ママ)を捨離しなければならない、と述べており、かつそれは近行定または安止定(初禅)によって捨離するのであると・・・。

仏陀はまた続いて未生怨王に言う:

”彼は己自身がこれら五蓋を捨離した事を見て

愉悦(pāmojjaṃ jāyati)が生じ、

愉悦によって喜が生じ(pīti jāyati)、

喜によって身軽安が生じ(pītimanassa kāyo passambhati)、

身軽安によって楽を覚え(passaddhakāyo sukhaṃ vedeti)、

楽の為に心は定を得る(cittaṃ samādhiyati)

(注7ママ)”と。

(3-18につづく)

<Mama puññabhāgaṃ sabbasattānaṃ bhājemi>

(+ )(= )訳者。句読点等原文ママ。★誤字脱字を発見された方は、<菩提樹文庫>までお知らせ下さい。

<『涅槃証悟の唯一の道』パオ・セヤドー著 (原題「証悟涅槃的唯一之道」) 

中国語版→日本語訳出 翻訳文責 Pañña-adhika Sayalay>