『涅槃証悟の唯一の道』 パオ・セヤドー著(3-17)
<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu>
多くの経典の中において、仏陀はこの五蓋は、定と慧の障礙になる為、それら(注8ママ)を捨離しなければならない、と述べており、かつそれは近行定または安止定(初禅)によって捨離するのであると・・・。
仏陀はまた続いて未生怨王に言う:
”彼は己自身がこれら五蓋を捨離した事を見て
愉悦(pāmojjaṃ jāyati)が生じ、
愉悦によって喜が生じ(pīti jāyati)、
喜によって身軽安が生じ(pītimanassa kāyo passambhati)、
身軽安によって楽を覚え(passaddhakāyo sukhaṃ vedeti)、
楽の為に心は定を得る(cittaṃ samādhiyati)
(注7ママ)”と。
(3-18につづく)
<Mama puññabhāgaṃ sabbasattānaṃ bhājemi>
(+ )(= )訳者。句読点等原文ママ。★誤字脱字を発見された方は、<菩提樹文庫>までお知らせ下さい。
<『涅槃証悟の唯一の道』パオ・セヤドー著 (原題「証悟涅槃的唯一之道」)
中国語版→日本語訳出 翻訳文責 Pañña-adhika Sayalay>