南伝仏教のDhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。尚、修行については必ず経験豊富な正師について下さるようお願いします。

『涅槃証悟の唯一の道』 パオ・セヤドー著(3-31)

<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu> 

如是諸蘊之生滅(これが諸蘊の生滅である)

仏陀は、禅の修行者は、五蘊を知見する必要があると述べた後、

”これは色の集、これは色の滅、これは受の集、これは受の滅などとして、知見しなければならない”

と言う。

この事は、二種類の生滅(udayabbaya)(注17)を了知し、照見する事を意味する:

<注17>縁の生滅と刹那生滅:《大念処経》の義註では、シャーリプトラ尊者の《無礙解道・生滅智義釈》(Udayabbayaññāṇaniddeso)の中に書かれてある解釈を引用し、かつ《清浄道論・生滅智論》(Udayabbaya‐ñāṇakathā )の中のにおいて、すでに詳細に分析された内容について、言及している。

(3-32につづく)

<Mama puññabhāgaṃ sabbasattānaṃ bhājemi>

(+ )(= )訳者。句読点等原文ママ。★誤字脱字を発見された方は<菩提樹文庫>までお知らせ下さい。

<『涅槃証悟の唯一の道』パオ・セヤドー著 (原題「証悟涅槃的唯一之道」) 

中国語版→日本語訳出 翻訳文責 Pañña-adhika Sayalay>